茶道を学ぶ良さ・メリット
茶道を学んだ先には何があるのか?
① 客のもてなし方が身につく。
② 和室での所作を学ぶことができ、立ち居振る舞いがよりきれいになる。
③ 日本の昔からの儀礼や慣習を知ることが出来る。
④ 書や陶芸、和菓子など様々な和文化に触れて、美に対する感性が磨かれる。
⑤ 抹茶を飲むこと自体が心身を含め、健康につながる。
⑥ 日本人としてのアイデンティティーが確立し、国際社会への対応能力が高まる。
⑦ 一座建立の精神から互いに尊敬し、平和共存する気持ちが生まれる。
⑧ 茶道を通じ、自身を見つめ、生き方を見つけられる。
お茶の精神といえば、千利休の唱えた「和敬静寂」の四文字に集約されています。
「和」 = お互い同士が仲良くする、和し合う
「敬」 = 尊敬の敬、お互い同士が敬い合う
「清」 = 自身の心を清めようという素直な心をもつ
「寂」 = どんな時も動じない心
これを『四規』といいます。
他に「利休七則」という「和敬静寂」の教えに根付いた利休様の言葉があります。
茶は服のよきように点て
炭は湯の沸くように置き
花は野にあるように
夏は涼しく冬は暖かに
刻限は早めに
降らずとも雨の用意
相客に心せよ
当たり前のことですが、実践するのは難しい。生きていく上で大切な現代社会にも通じる教えです。
お稽古を通じて、当たり前のことを当たり前にできるように、他者への心くばりもできるように、心身を整えていきます。
四規七則を心に留めながらも、茶道の基本は「だれかと楽しくお茶を飲む」ということです。
茶道を学ぶとどうなるか?
いっしょに楽しむ時間を作ることで相手を大事にし、思いやる心が生まれ、仲良くなれる。
そんな良さがあるから茶道は何百年も続いてきています。
一服の茶を頂くための動作に凝縮された、他人への思いやりやおもてなしの心。
大人は勿論のこと、子どもたちには吸収力ある幼少期に学ぶことで、人や自然との柔らかで上品な接し方を身に着けていただけることと思います。
日本の伝統文化への興味、集中力、落ち着きといった将来に役立つ人格・能力の基礎も築くことができると考えています。
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